サステナビリティ

地域と成長する ファッションを通じた出店地域の活性化

アンドエスティHDのビジネスは国内外での様々な地域への拡大にともない、出店地域と良好で健全なエンゲージメントを構築することは不可欠です。ファッションを中心とした事業特性や強みを活かし、産官学連携や地域コミュニティとコラボレーションによる地域課題の解決を目指しています。出店地域とのつながりを強め、新たな価値をひろげることでプラットフォーマーとして人々の生活をより豊かにし、コミュニティの活性化に貢献していきます。

地域に根差した営業活動

私たちは国や地域固有の文化を尊重し、お客さまの生活に寄り添うローカライズされた商品展開、現地企業などと協業したイベント・サービスを提供することにより、アジア市場での認知度を高めながら地域と良好なコミュニティを形成しています。中でも、国外に28店舗を展開するniko and ...は、2023年4月にタイの首都バンコクに初出店し、現地クリエイターや企業、大学生などが自由な交流で新しいコラボレーションを生み出す「コミュニティスペース」をつくるなど、現地の人々に愛されるユニークな試みを進めています。
また、日本の人事部や支店と現地法人が連携により日本での接客研修をもとに研修プログラムを体系化しています。研修内容を毎年見直し従業員のスキルの向上を図ることで、どの国の、どの店舗を訪れても、お客さまにご満足いただけるサービスを提供し、リピートしたくなる店舗づくりを行っています。



蓄積された接客研修のノウハウをローカライズしサービス向上


創業地の持続的な発展への貢献

スポーツやアート、カルチャーなど様々な分野をファッションの力で盛り 上げることで、創業地に新たな“グッドコミュニティ”を創出しています。私たちは水戸室内管弦楽団茨城県近代美術館を継続的に支援しているほか、茨城を本拠地とするプロスポーツチーム「茨城ロボッツ」と「水戸ホーリーホック」のスポンサーを務めています。また、女子プロバレーボール「Astemoリヴァーレ茨城」とオフィシャルサプライヤー契約を結び移動着を提供するなど、ファッションを通じて創業地のスポーツや芸術を盛り上げていけるよう取り組んでいます。







これまで支えてくださった創業の地・水戸への感謝を伝えるイベントとして、2022年から毎年5月の2日間にわたり、アダストリアみとアリーナにて「ADASTRIA BAZAAR!(アダストリアバザール)」を実施しています。サステナビリティを軸に、地域コミュニティの活性化をテーマに掲げ、自社ブランドの在庫販売やフリーマーケット、インクルーシブファッション展示会など、誰もが楽しめる・参加できるコンテンツを用意し、約6,000名のお客さまにご来場いただいております。


S-SAP協定*による渋谷区とのコラボレーション


当社グループは、S-SAP協定*のつながりを契機に青山学院大学の学生と創立150周年の記念グッズを共同開発しました。商品企画からプロモーションまで当社グループの強みとノウハウを活用したトータルプロデュースにより、学生の意見を取り入れた企画・製作、販売促進活動を行いました。記念グッズは、大学内の購買店舗や自社ECモール、ニコアンド旗艦店などを通じ、幅広いお客さまにお届けし、産学連携による次世代育成プロジェクトで地域を盛り上げました。参加学生からは「ファッションビジネスのプロセスに携わったことで業界への理解が深まり、キャリアを考える機会になった」との嬉しい声をいただきました。

S-SAP協定
*シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定。
区内に拠点を置く企業や大学などと区が協働し、地域の社会的課題を解決していく公民連携制度。



被災地への貢献


東日本大震災後の復興支援として、東北コットンプロジェクトへの参加や、東北の被災地で雇用を生み出すことを目的に当社のブランドHAREではSamurai ALOHAの商品を販売しています。またGLOBAL WORKでは、対象商品の売上の一部をNPO法人さくら並木ネットワークが進める「さくら並木プロジェクト」に寄付しています。
災害が起こった際には商品を災害支援物資として迅速にお届けできるよう、緊急災害対応アライアンス「SEMA」に加盟し、社内の仕組みも整えています。









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