アンドエスティHDでマルチブランドを展開するアダストリアでは、例年、外国籍採用を積極的に実施しています。2025年度は海外出身のスタッフが5名仲間に加わってくれました。本記事では外国籍スタッフの方が日本で就職後、どのように日本で活躍しているかをご紹介!社内初の外国籍スタッフとして2010年に入社し、現在はハレ営業部で海外担当を担う台湾出身の呂 韻凡(ロ・インハン)さんと、2025年に新卒入社した韓国出身のイ・ユジョンさんにお話を聞いてみました。
海外店舗の運営、インバウンド向け接客、
海外ルーツを自分の強みに変換。
韻凡:台湾出身のロ・インハンです。来日歴は10年以上になります。店舗アルバイトからキャリアをスタートし、海外事業部を経てハレ営業部へ異動。10年間ほど商品企画を担当していました。ハレは台湾に5店舗出店(※)しており、現在は同部で海外担当者として店舗戦略やスタッフのみなさんへのブランド理解促進、商品発注など、海外店舗の運営に関わるさまざまな業務を担当しています。(※2026年1月時点)
ユジョン:2025年4月に新卒入社したイ・ユジョンです。出身は韓国で、現在は池袋にあるグローバルワークの店舗に勤務しています。あの…実は私ずっとインハンさんに憧れているんです。SNSがとても素敵で、私が目指す海外担当者として活躍されていて…今日はたくさんお話しさせてください!
韻凡:ありがとうございます!嬉しいけどちょっと照れますね。アダストリアの存在は学生時代から知っていたんですか?
ユジョン:社名を知ったのは日本で就活を始めてからです。でも、韓国にいた頃からブランドの名前は知っていたので、「あのブランドを運営している会社なんだ!」とすぐに結びつきました。また、韓国で人気のエーランドともライセンス契約を結んでいると知り「海外に対してオープンマインドな企業なんだな」と感じてエントリーをしたんです。
韻凡:そうだったんですね!今、お仕事は順調ですか?
ユジョン:少しずつできることが増えています!最近は、インバウンドのお客さま向けに配布するアンケートを企画しました。売上げの免税率などは集計データからも見られますが、それ以外の情報もわかれば店舗運営の参考になりそうだと思って店長に提案したんです。訪問目的、入店きっかけ、母国でもブランドを知っているか、どんなお洋服が気に入ったかなどの質問を記載し、試着時などに記入してもらっています。
韻凡:すごい!そのアンケートぜひ見てみたいです。インバウンドの来店率が高い他店舗や、海外の店舗運営にも絶対役立つと思う!
ユジョン:本当ですか!?自分で提案したことがそんな風に役立つなんて、自信になります!
社内初の外国籍スタッフとして。
アルバイトから始まった私のキャリア。
ユジョン:インハンさんは入社当初から海外事業部志望だったんですか?
韻凡:海外事業部には社内公募にチャレンジして異動になりました。海外出身であることを仕事で活かせるチャンスだと思ったんですよね。でも、最初のスタートは「ジーナシスが好き!」でした。学生の頃、店舗アルバイトの面接を受けたんですが、最初は落ちちゃったんです。でも、何度もお買い物に通ううちに店長と仲良くなって。そしたらある日、店長が「繁忙期で大変なので、インハンさんアルバイトとして働いてくれない?」と誘ってくれたんです。めちゃくちゃ嬉しくて「はい!明日から行けます!」と即答しました。
韻凡:販売の仕事はやればやるほど楽しくて、どんどん好きになっていきました。でも、当時はまだ外国籍スタッフの新卒採用枠がなかった時代。店長やマネジャーに「この会社で正社員になりたい!」「外国人でも応募していいですか!?」と、何度も訴えていました。そしたら、マネジャーが選考に参加できるよう計らってくれ、店長も推薦状を書いてくれたんです。そのまま面接を受け、アダストリア初の外国籍社員として入社できました。
ユジョン:そうだったんですね!私には海外出身の同期が4人います。よく飲みに行くし、仲良しです。それにアダストリアは福利厚生がすごく手厚い!配属地域へ引っ越しする際に赴任一時金が出たり、業者の手配を手伝ってもらえたりと、いろんなサポートがあって助かりました。私が不安なく入社できたのは、インハンさんのような海外出身の先輩たちが活躍されてきたからなんだと今改めて思いました。
韻凡:そう言ってもらえると嬉しいです。ただ楽しく働いていただけですけどね(笑)。私も、海外出身の方が社内に増えると心強いです。
「日本でやり遂げたい!」
その想いをキャリアのエネルギーに。
韻凡:私は日本の生活が楽しすぎてホームシックになった記憶がないんですが、ユジョンさんはどうですか?
ユジョン:…ホームシックになるときもあります。
韻凡:それは心配!
ユジョン:日本の語学学校に通っていた頃は割と気楽に生活していましたが、正社員として社会に出るとやっぱり違いますね。言葉や文化の違いを感じて悩む瞬間もあります。でも、店長や先輩に仕事を褒めてもらえたり、いろんな業務を任せてもらえたりするうちに、少しずつ自信がついてきました。ホームシックになったら「何もやり遂げていないまま韓国には帰れない!」と自分を励ましています。
韻凡:今度、一緒にご飯行きましょう!私も昔は、お客さまとのコミュニケーションがうまくいかなくて落ち込んだり、同僚とうまく打ち解けられるか不安になったりもしました。でも、辞めたいとは思わなかったですね。それぐらいこの仕事と、一緒に働く人が大好きなんです。優しく支えてくれる上司、とっても仲良しな同僚、自分のオススメした服を買って喜んでくれるお客さま…楽しい出会いや出来事がたくさんあったから、今まで続けられました。
ユジョン:私も楽しいこと、たくさんあります!あと、私と同じように日本で働く韓国出身の人とSNSでつながるなど、コミュニティもどんどん広がっています。
グローバルな視野を持っているからこそ、
「やりたい」が叶えられる。
韻凡:私はよく、台湾旅行する同僚にメモ付きのガイドブックを渡して「ここは絶対にオススメ!」「ここは値段が高いからやめた方がいい!」とアドバイスしているんです。
ユジョン:私もそれを見ながら台湾旅行したいです!
韻凡:慣れない国だとどこに行けばいいか迷いますもんね。それと同じことを、ハレの店舗でもできないかと考えています。インバウンドのお客さまはお買い物中、スタッフに「近くにあるおいしいご飯屋さんを教えて」「どこに行けば○○が買えますか?」などとたずねることが多いんです。ガイドブックをつくって配布すればお客さまの旅はもっと楽しくなるし、スタッフに「また会いたい」と思うきっかけにもなるかもですよね。私は日本のカルチャーが大好きなので、その魅力を海外の人に知ってもらえるよういろいろ発信をしていきたいですね。そしていずれは、台湾の店舗でもガイドブックを導入したいと考えています。
ユジョン:私の夢は海外事業部で活躍すること。でも働くうちに、プレスや、WEB関係、エーランド営業部でのお仕事など、やってみたいことが次々と増えてきました。今は「やりたいこと」を叶えるためにスキルを身につけている段階。いろんな仕事を覚えて、すべての経験を将来に活かしたいです。
韻凡:うん、絶対に叶うよ!言葉や文化の壁にぶつかる瞬間はあるかもしれないけど、違う感覚を持っていることが役立つときは必ず来ます。私がそうだったから、ユジョンさんも自分に誇りを持って頑張って欲しいです。
ユジョン:ありがとうございます。私もインハンさんに近づけるよう頑張ります!
【アダストリア新卒採用】
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