東京・名古屋・大阪・ハワイなど国内外で多彩なジャンルの飲食店を運営する他、ウェディングや公園再生などの事業も幅広く手がける株式会社ゼットン。2025年に創業30周年を迎え、同年3月には菊地大輔が代表取締役社長に就任し、新ビジョン「Make Community Better」を掲げ、世界に通用する日本のおもてなしビジネスである飲食業の魅力を発信し続けています。
今回は30周年の節目を記念し、社長と若手社員2名とで座談会を開催。「Make Community Better」に込めた想いや今後の展望、ゼットンの魅力について語り合います。
社長と若手社員が対談。
それぞれの想いを語り合う。
小出:2017年度に新卒入社した小出です。ずっと店舗運営に携わってきましたが、2025年度からは人事部の育成チームに所属しています。よろしくお願いします。
平澤:2022年度に新卒入社した平澤です。私はブライダル関係の学校出身ですが、学ぶうちに「一生で一度の瞬間をお手伝いする仕事も素敵だけど、お客さまが“何度も来たい”と思える場所で働きたい」と考え、ゼットンに入社しました。
菊地:ゼットンの代表 菊地大輔です。入社は2003年。27歳の頃かな。
それまではワーキング・ホリデーを活用し、オーストラリアで旅人のような生活を送っていました。英語はろくに話せず、毎日サーフィンを満喫し、お金がなくなったらカフェで皿洗いのバイトをして。そこで飲食業の楽しさや人の豊かさのようなものを感じました。皿洗いだからお客さまと接してないけど(笑)。帰国後も飲食業で働いてみようと考え、ゼットンでアルバイトを始めたのが最初です。
平澤:飲食業デビューが27歳なんですね。
菊地:この業界は10代から始める人もいるから、そう考えると遅めのスタートだね。
なんだかんだと正社員になり、海外事業をスタートする際に子会社の社長となり、生活拠点をハワイに移し、社長になって日本に戻ってきたと。
僕がハワイで事業を育てる中で実感したのは「ゼットンのビジネスは海外でも通用する」ということ。ハワイでの生活も充実していたけど、日本のゼットンの代表になっていろんな国へ事業を展開するのも面白そうだと思ったんだ。
小出:私は最終面接の担当者が大輔さんでした。ファッションもスーツではなかったですし、日焼けた肌に、さりげなくアクセサリーをつけられており、カジュアルな印象の方だなと思ったのを覚えています。
すべて自由。だから、
オリジナルな価値が生まれる。
菊地:ゼットンが創業時から大切にしているのは、地域に適したオーダーメイドな店づくり。
うちはチェーンストア業態ではないから、メニューや価格、コンセプトなど1店舗、1店舗すべてオリジナル。
「こんなに素敵なお店なのに2店舗目を出さないのか」と言われるぐらい、どの店舗も素晴らしい価値を生み出せていると思う。
平澤:ゼットンはいい意味でマニュアルがないですよね。
小出:以前、私と真逆なタイプの子が同じ店舗で働いていました。
その子と私は仕事に取り組む姿勢がまったく違ったんですが、「お客さまのために」という目指すゴールは同じ。お店のコンセプトから逸れていなければ、やり方はそれぞれでもいいんだって思えることは多かったです。
菊地:正直、マニュアルを用意した方がラクな面もある。でも創業者や前社長、そして僕も。みんなフリーダムなタイプだから、社員にも自由に働いて欲しいと思っている。
ある程度のところでラインは引くけど、その中なら自由にやってもらって構わないと考えている。おいしい食事を提供するだけじゃ、ただの満腹産業だと思うんだよね。僕がみんなと目指したいのは、素敵な時間や価値をお客さまに届ける満足産業なんだ。
小出・平澤:いいですね!
菊地:ところで二人は、新しくビジョンに掲げた「Make Community Better」。この言葉をどう捉えてる?
平澤:家族連れのお客さまにバースデープレートをお出ししたら、周りのお客さまも拍手しながら「おめでとう」とお祝いしてくださったことがありました。
お客さま同士楽しそうに会話される様子を見て、とても嬉しい気持ちになりましたし、新しいコミュニティが生まれた瞬間だなと思いました。
小出:私は、以前、働いていたお店にカップルで通ってくださる常連さんがいました。
結婚してお子さんが生まれてからご来店の機会は減ったんですが、「最近はゼットンが運営するアロハテーブルをよく利用してるんだ」と教えてくれたんです。
いろんなスタイルのお店があるからこそ、お客さまのライフステージが変わってもつながりを持ち続けられる。これもひとつの「Make Community Better」ですよね。
日本のおもてなしを、
世界へ広める企業になるために。
菊地:僕たちはこの仕事に誇りを持っているけど、アメリカの同業者と比べると、同じ地位にあるとは言えない。
彼らは2、3時間で何百ドルも稼ぐし、仕事に対するプライドも高い。もちろんチップ文化などの違いはあるよ。
でも僕は、日本の飲食業や婚礼事業が持つおもてなしの精神は素晴らしい価値だと思うし、何なら海外よりハイクオリティだと感じる。日本の飲食業はもっと評価されるべきなんだよ。
近年は国内のインバウンドが好調で、2025年の外国人旅行者数は4000万人を突破。
この数はますます増えていくだろう。日本のおもてなしを体験した外国人は、母国に帰っても「あのサービスをまた味わいたい」となるはず。そのニーズに応えられるよう海外事業を拡大し、「日本食と言えばゼットン」と世界に認知される企業にしたいんだ。
小出:すごくいいですね!
菊地:日本のおもてなしは本当にレベルが高いから、ゼットンはワイキキのホテルに併設したカフェ&バーがあるし、ゼットンがホテル事業を始めてみてもいいんじゃないかと思うよ。
うちがやっているカフェやレストラン、ブライダルビジネスは、ホテル事業と非常に相性がいい。チェックインして部屋でのんびり過ごし、夕食はレストランで食べて、朝起きたらカフェでコーヒーを飲んで…。みたいなのってすごく夢が膨らむよね。
自分の「アイデア」を事業にする。
グループのシナジーで実現する、ボーダレスなキャリア。
菊地:ゼットンは2022年にアンドエスティHDのグループとなり、いい影響をたくさん受けてきた。
レイジブルーが辛ラーメンとのコラボアイテムを販売したときは「韓国ポチャ イヨサンソウル」でポップアップを開催して盛り上がったし。
今後も、ゼットンの事業とファッションを融合させたサービスをもっと展開したいと考えているんだ。
そのひとつが食品雑貨の販売。レストランで出していたマカロンなどのスイーツ、ステーキハウスで培ったジャーキーなどを商品化してもいいかもしれない。
小出:ゼットンは食の楽しさを提供する企業だし、自宅での食事を楽しくすることもできると思うんです。箸置きや食器など、食卓を華やかにするグッズを提案するとか!
平澤:私は、ファッションのブランドと一緒にブライダルに関する衣装やアイテムを考えたら素敵だなって思います。
菊地:どれもいい!ファッション事業のノウハウを豊富に持つ仲間と一緒に、これからもより良いシナジーを生み出すのもいいよね。
前の話に戻るけど、僕が考える「Make Community Better」は、何もない通り道に飲食店ができると、そこに人が集まるようになる。夜に灯りがつき、他にもお店が出店され、街全体に新しい賑わいが生まれていく。食をきっかけに人の輪が広がって、新しいコミュニティが広がる。事業を通じて実現していけたらいいよね。
ロケ地:natuRe tokyo(ナチュールトウキョウ)
東京メトロ銀座線 外苑前駅徒歩9分。レストランの繊細さとビストロの気軽さを併せ持つ、公園の中にある自然豊かな一軒家レストラン。
URL:https://nature-tokyo.zetton.co.jp/
Instagram:@nature.tokyo